山田工業所は、日本で唯一「打出し製法」で鉄鍋を作っています。
そのクオリティは、横浜中華街のプロの料理人も愛用する程。
「打出し製法」とは、切り抜いた鉄の板を数千回もたたいて鍋の形にしていく作り方です。
たたくことで、鉄の分子が細かくなり、材質が変化して、熱の伝わりが良くなります。
また、表面にこまかい凹凸ができるので、油のなじみも良くなり、食材が焦げ付きにくくなります。
持ち手には、打出しの刻印。
フライパン表面には、何千回とたたいた跡が残る武骨さ。
こういった風合いも、山田工業所の鉄フライパンならではの魅力です。
鉄フライパンのオススメポイント
使えば使うほどに表面に油がなじみ、風合いが出てくる鉄フライパン。
「育てる」楽しさが味わえる事も、鉄フライパンの醍醐味です。
鉄フライパンの空焼き・油ならしの方法
鉄フライパンには、錆び止めのニスが塗ってあります。錆び止めを取る為の空焼きをしてからお使いください。
※Siセンサー付きのコンロでは空焼きが出来ませんので、カセットコンロ等で行なってください。
フライパンの柄を濡れたフキン等で巻き、強火にしたガスコンロにかけ、まんべんなく焼いていきます。
※煙が出ますので、必ず換気をしながら行ってください。
フライパン全体を、煙が出なくなるまで焼きこみます。
全体の色がマットなグレーに変わるまで、火にかけてください。
※焼きこみには30分以上かかる場合もあります。
しばらく自然冷却させ、フライパンが冷めてから、スポンジやタワシ等を使ってお湯で洗います。
※中性洗剤を使用しても大丈夫です。
油ならしのため、フライパンに多めの油を引き、くず野菜を入れ、鍋肌全体に油がいきわたるよう十分炒めます。
くず野菜を捨て、お湯で洗ってからご使用ください。
「空焼き」を済ませた後は、IH・直火のどちらでもご使用いただけます。
IHコンロの場合は「空焼き」作業が出来ませんので、
メーカーさんの方であらかじめ「空焼き」を済ませた鉄フライパンをお買い求めください。
フライパンに食用油が塗ってあります。
中性洗剤とスポンジやタワシ等を使ってお湯で洗った後、油ならしの為、フライパンに多めの油を引き、
くず野菜を入れ、鍋肌全体に油がいきわたるよう十分炒めます。
くず野菜を捨て、お湯で洗ってからご使用ください。
ご使用後は洗剤を使わず、フライパンが温かい内に、スポンジやたわしとお湯で洗います。
※洗剤を使って洗うと、フライパンに馴染んだ油の被膜が取れてしまいます。また、金属製のタワシはキズの原因となりますので、使用はご遠慮下さい。
洗った後は水気を拭き取り、弱火にかけて完全に水分を取ります。
なるべく油を塗り保管してください。
※水分が残ったままですと、錆びの原因となります。
まず、フライパンを火にかけ、あたたまったら多めの油を入れ、鍋肌になじませます。
油が熱くなったら火を止め、油をオイルポット等に戻してください。
このひと手間で、フライパン全体の温度が均一になり、美味しく調理ができます。