
松野屋は1945年創業の、自然素材を中心とした生活道具をあつかう荒物問屋。
荒物とは、近ごろあまり耳にしなくなったが、ほうき、ちりとり、ざるなど、
ちょっと前まではどこにでもあった簡単なつくりの日用品のこと。
大量生産でもなく、少量生産でもない。
懐かしくて、今の時代に新しい。
民衆的手工業から生まれた「暮らしの道具」たち。
松野屋では、代表の松野さん自ら国内やアジアの町に直接足をはこび
町工場や閑散期の農家などで作られる日用品などを仕入れると同時に
生産者とともに今の時代のニーズにあったオリジナル商品を開発。
日常に使いやすく、今の暮らしにちょうど良い、
「ベストでもベターでもない、ナイスなものづくり」
から生まれる暮らしの道具たちとの出会いが、
日々の生活を豊かに彩ってくれます。
東京の酒場で現在も使われている厚口グラス。
どっしりとして持ちやすく、厚口で丈夫なグラスには、
懐かしさと素朴な魅力があります。
受皿にあふれるほど並々と冷酒を注ぐ、
そんなシーンが目に浮かぶ昔ながらの厚口グラスです。
グラスの原型のような真っ当なフォルムと素材感が際立った、
あたたかみのある日本のテーブルウェアの永遠のスタンダード。