日本人の暮らしになじむシンプル・モダン。
お届けしたいのは洗練された心地よい空間です。
1946年の創業以来、日進木工は飛騨の匠の伝統を受け継ぎながら、
現代の感性にマッチした新しいモダンデザインを生み出してきました。
シンプル&ベーシック。日本人が美しいと感じ、心地よく使える。
それが日進木工の根幹にあるデザインの思想です。
インテリアの主役は家具ではありません。人です。
家具が自己主張する空間ではなく、人が心地よく過ごせる空間をつくりたい。
伝統の技術を生かしながらも、現代の暮らしにマッチした家具をつくりたい。
それが創業以来、一貫して掲げてきたコンセプト。
だから日進木工のつくる家具は、すべてシンプルでモダン。
引き算のデザインです。
特にダイニングチェアは部屋の中心にあり、朝、昼、晩と動かすので、軽くて丈夫なことに加え、
どこから見ても無駄のない美しさを備えています。
そこには、人々の目を奪うような驚きや奇抜さはありません。
けれどシンプル・モダンであることこそが
日本人の美意識と生活習慣にいちばん馴染むはず。
一時の興味ではなく、一生の暮らしを想像しながら選んでほしい。
日進木工のデザインには、そんな思いが込められています。
日進木工の家具を語るうえで外せないのは、木材への徹底したこだわりです。
木材の選定と乾燥は、良質な家具づくりを支える基盤。
この家具づくりの最初の工程にゆるぎない自信をもち、日々製作に取り組んでいます。
使用する木材は丸太で仕入れ、地元の製材所で加工を行っています。
丸太から挽いた材を板と板の間に風が通るよう桟積みし、
約12カ月もの時間をかけて天然乾燥させています。
ゆっくり天然乾燥させているので、木材に負担をかけることもありません。
その後、樹種や板厚に合わせて含水率が8〜10%になるまで人工乾燥させていきます。
家具づくりにとって木は生命線。
日進木工の家具は、木材管理に多くの手間と時間を要しています。
木と丁寧に接することで、知識と経験の幅は広がりますし、愛情をもって家具づくりに向き合えるのです。
飛騨高山は椅子づくりから始まった日本有数の家具の産地です。
中でも「曲げ木」は産地を代表する技術。
日進木工が得意とする軽くて丈夫な椅子の製作にも、無くてはならない技術となっています。
通常天然乾燥期間は半年から1年くらいです。
また天然乾燥後の人工乾燥は乾燥庫にて1か月余り行なっています。
曲げ工程でのシワや割れ、曲げ戻りなどを回避するためにも、職人が培ってきた経験と勘が頼りとなります。
この技術は木材の繊維が通った板や棒状の木材を曲げるため、一定の強度を確保できるとともに、材料のロスを減らします。
木目の流れが活きた家具は見た目にも美しく、優美なラインを描く曲線が品位を醸します。
木の実や木の葉をモチーフに
オーガニックなイメージでデザインされた「ホワイトウッド」
1993年、モダンデザインを追求しつづける日進木工に、
はじめてナチュラル・クラフトテイストをかかげたシリーズ
「WHITE WOOD(ホワイトウッド)」が誕生しました。
ものづくりの姿勢や熟練を示すクラフトに対し、
ナチュラルテイストを色濃く受け継いで誕生し、
2008年には「オーガニック」のコンセプトが加わりました。
軽量で、特徴的なデザインのセミアームチェアは、
肘をあずけられるのに立ちやすい。
使う人に優しい椅子です。
河原でみつけた手になじむ石コロのような自然のかたちを家具にしました。
座り心地や背のホールド具合、手のひらへの馴染みやすさなど
人の感覚に寄り添うようにデザインされたSof(ソフ)シリーズ。
長い年月をへて丸みを獲得する河原の小石のように、
人の手で丁寧に優しく削り込みました。
ダイニングもリビングも、ゆったりとしたサイズ感と
心地よく包み込まれるやわらかな快適さが魅力です。
軽くて丈夫、細身でモダンな普遍的デザイン。
日進木工の代名詞ともいえるアイテムを取り揃えた、
暮らしの中で共に育つ家具シリーズです。